# 恋文おみくじ > ここは、願い事の代わりに胸の内が書かれたおみくじを引く場所です。一枚のカードには、恋心や後悔、隠していた欲望をそっと語る声の告白が収められています。甘く切ない恋愛ボイスに耳を澄ませば、知らない誰かの本音が、今夜のあなたに届くかもしれません。 Language: Japanese ## 今夜の告白札 - [傘を寄せた帰り道](https://koibumi-omikuji.pages.dev/#c1): あの夜、駅前の喫茶店を出たら雨が降っていて。傘は一本しかなかったから、あなたと肩を並べて歩いたんです。濡れた袖が触れるたび、少しだけ歩幅を遅くしていました。覚えてますか、コンビニの明かりの下で、あなたが私の髪についた雨粒を見て笑ったこと。あれから私は、天気予報を見るたびに、あの帰り道を思い出します。. - [送れなかった短い言葉](https://koibumi-omikuji.pages.dev/#c2): スマートフォンの画面、もう何分見ているんだろう。午前二時を過ぎて、部屋の時計の秒針だけがやけに大きく聞こえます。入力したのは、たった一行。「まだ起きてる?」それだけなのに、送信ボタンを押せない。あなたには何でもない連絡かもしれないけれど、私には今夜の気持ちを全部預けるようなものだから。結局、消して、. - [知らない名前を聞いた夜](https://koibumi-omikuji.pages.dev/#c3): 正直に言うね。あなたが職場の人の名前を楽しそうに話したとき、私はグラスの氷をずっと回していました。カラン、カランって音がして、会話にうまく入れなくなって。別に、誰と仲良くしてもいいんです。そんなことを言う資格がないのも分かってる。でも、帰りの電車で窓に映った自分の顔を見たら、思ったより寂しそうで笑っ. - [玄関に残した本音](https://koibumi-omikuji.pages.dev/#c4): あなたの部屋の玄関に、私の傘がまだ置いてあるでしょう。あれ、実はわざと置いて帰りました。次に来る理由が欲しかったんです。先週の日曜日、キッチンからコーヒーの香りがして、あなたは新聞を読んでいて、私はソファで靴下を脱いでいた。特別なことなんて何もない朝だったのに、帰る時間になったら急に寂しくなって。好. - [三年越しの待ち合わせ](https://koibumi-omikuji.pages.dev/#c5): 改札の向こうにあなたを見つけた瞬間、三年という時間が急に短く感じました。待ち合わせには五分も遅れていないのに、私は何度も腕時計を見ていたんです。昔と同じコートの襟を直す癖も、話す前に小さく息を吸うところも変わっていなくて。喫茶店では昔話ばかりして、肝心なことは何ひとつ言えませんでした。帰り際、また会. - [誰にも見せない日記](https://koibumi-omikuji.pages.dev/#c6): この日記には、あなたの名前が何度も出てきます。仕事で失敗した日も、嬉しい知らせがあった日も、最後にはあなたに話したかった、と書いてある。今夜は窓を少し開けて、遠くを走る車の音を聞きながら録音しています。誰かに聞かせるつもりなんてなかったのに、どうしてか声にしておきたくなりました。あなたの前では平気な. - [最後の電車を見送って](https://koibumi-omikuji.pages.dev/#c7): ホームに電車が入ってくる音がして、あなたはじゃあね、と手を振りました。私は笑って手を振り返したけれど、ドアが閉まるまでずっと、もう少し話せばよかったと思っていました。自動販売機で買った温かいお茶は、まだ半分残っています。ベンチに座って飲んでいたら、あなたから今日はありがとう、とメッセージが届いた。こ. - [夜明け前の約束](https://koibumi-omikuji.pages.dev/#c8): カーテンの隙間が少しずつ青くなっています。こんな時間まで話したのは久しぶりでしたね。電話の向こうであなたがあくびをして、私もつられて笑って。昔なら、眠いから切ろうって言っていたのに、今夜はどちらも電話を切らなかった。話題がなくなっても、向こうで息をする音が聞こえるだけで落ち着いたんです。朝になったら. ## おみくじのように、告白を一枚引く このアーカイブでは、声の記録をおみくじ札に見立てています。恋、秘密、憧れ、嫉妬、後悔。それぞれの札には異なる気持ちが宿り、引いた人だけがその夜の告白に出会えます。 ## 声の告白を、もっと深く聴くために できれば夜、部屋の明かりを少し落として、ヘッドホンを使ってみてください。小さな息遣いや言葉の間、遠くの雨音まで感じやすくなります。音量は無理に上げず、声が自然に耳へ届く程度に整えるのがおすすめです。 ## 声の物語と出会える場所 声の告白や囁きの音声物語は、個人の音声作品、朗読アーカイブ、音声ドラマなど、さまざまな形でオンラインに存在しています。短い独白から連続する物語まで、作品ごとに語り方や聴き方が異なるので、自分が心地よく感じる形式を探してみてください。